エステティシャン れいこはんの美容ネタ以外の日々雑多を語るページです


by reikohanda

ノーカントリーを観た

ちとレビューが遅くなったんですが
映画「ノーカントリー」を観てきました。

どんでん返しとかオチとかはあんましありません。

この映画を楽しむ要素というのは
乾いたムダのない空気感やと思います。

テキサスを舞台にしているので、荒涼としたパッサパサの大地が
広がっていて、そこで、唐突に殺人が行われ、追って追っかけられて
するんです。

砂漠の中で狩りをしていたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)は、
大量に殺されている人たちとトラックを見つけます。
そこには大量の麻薬と現金200万ドルが積まれており、
そのお金を「怪しいな」と思いつつ手にしますと
さっさと殺し屋が追いかけてきます。
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こいつが殺し屋アントン・シガー(ハビエル・バルデム)
怖すぎ・・・

その二人を追いかけるのが保安官役のトミー・リー・ジョーンズ。
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追いかけられてるのがこの人、ジョシュ・ブローリン!
(ダイアン・レインのダンナさんらしい・・・)
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   こんな感じで応酬してます・・・

映画の間中、ムダな音楽はいっさい流れません。BGMナシです。
それなので、余計に緊張感が増すんですよ・・・・
こいつは心臓に悪いです。


主役は保安官のトミー・リー・ジョーンズのハズなんです。
英語のタイトルも「No Country for Old Men」だし・・・
「年とった人間にとっての土地はない」とな。

原作を読めば、きっと保安官目線で描かれた作品で
彼が主役なのでしょうけど、この映画での主役は
どう考えても殺し屋かと思われます。インパクト強いし(爆)

殺し屋の殺戮行動は、もうすぐ退職するトミー・・さんの価値観では
はかれないのです。

ただし、最近の日本でもよく起こっている「理由なき殺人」ではなく
殺し屋なりのキチンとした行動規範にのっとっているのが
若干滑稽でもあります。

セリフもほとんどナシなんですが、たまに会話シーンがはさまれますと
異次元の人間同士みたいで、まるでかみ合わないところなども
やはり滑稽です。
__________

ご存じのとおり、今年のアカデミー賞を獲ったばかりの作品です。

正直なところ、「これがアカデミーを獲るなんて」と思いました。
悪い意味ではないですよ。
傾向が変わってきてるんだなぁと・・・

誰もが泣いて感動する大作や心躍るミュージカルや
緊迫感のあるストーリー物などがなりを潜めて
人間の営みや移ろいなどを描いた小作品がノミネートされるようになりましたが、
この作品の、バイオレンスでも、緊迫感のあるカメラワークやら、
全編を漂う乾いた空気感や緊張感、
そしてインパクトの強さが評価されたということは、実におもしろいです。

そして、この作品で助演男優賞を獲ったハビエル・バルデム
彼の名演は、「羊たちの沈黙」のレクター博士=アンソニー・ホプキンス
彷彿とさせます。
彼が主演していて、最近封切られている「潜水服は蝶の夢を見る」も
観たいんだけど、これはもう終わるので間に合いそうにないので残念・・・
これからも要チェックですわ。
___________

最後に・・・全編ではまったく流れない音楽ですが、
エンドロールのところのみ音楽が流れるんです。
ほんで、「原作 by・・・」「キャスティング by・・・」ときて
「Music by・・・」と出てまいりましてね・・・

外に出て、一緒に観に行った弟と同時に開口一番
「なんでミュージック バイやねん!!」
とツッコミを入れてまいましたがな(笑)

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by reikohanda | 2008-03-27 16:17 | 映画